アフリカ旅行の道祖神

コートジボワールの旅行情報

コートジボワール概要
アフリカの発展と伝統が同居する国
コートジボワールの国土は、日本の面積から四国の面積を除いたぐらい大きさ。国土の南部は熱帯雨林地帯、国土の北部はサバンナ地帯になり、そのため気候も全く異なります。コートジボワール最大都市のアビジャンは、2月や3月には気温が高く湿度も高いですが、コートジボワール北部にあるコロゴは、同じ季節でも湿度が低いです。
コートジボワールには63もの民族が住んでいます。ほぼ正方形の国で、面積の割には多く、民族の交差点になっています。63の部族は大きく分けると6つのグループに分けることができ、国土の中部から東部にアカン系、国土の南東部に潟湖系、国土の南西部にクル系、国土の西部に南東マンデ系、国土の北西部にマンディング系、国土の北東部にボルタイック系が居住しています。
コートジボワールはチョコレートの原料になるカカオの世界生産の35%を占め、世界最大の生産国となっています。残念ながら、日本に輸入されるカカオの半分以上はガーナ産です。コートジボワールは西アフリカ最大のコーヒー豆の生産国で、気候の関係でアラビカ種が栽培できないので、インスタントコーヒー用のロブスタ種が栽培されています。そして、これらのコーヒー豆は国内で飲まれているほか、インスタントコーヒーとして全世界に輸出されています。コートジボワールにはバナナ、アボカド、パイナップルのプランテーションがあり、これらの農産物はヨーロッパ市場に向けて出荷されています。油やしプランテーションで、生産された油やしの実は、コートジボワール国内で加工され、石鹸や食用油として国内向けに出荷され、また輸出もされています。そのほか、木材も切り出されて、輸出されています。
コートジボワールは1960年代から70年代にかけて工業化が進み、アビジャン市内には、石油精製所、食品加工(インスタントコーヒー、固形ブイヨン、飲料、チョコレート、パスタ)工場、洗剤・石鹸工場、文具工場などが存在しています。それらで生産された商品は国内消費だけでなく、西アフリカ諸国にも輸出されています。それらの工業を支えている電力は、火力と水力で発電し、国内への送電だけでなく、ブルキナファソ、ガーナ、マリなどの近隣諸国にも売電も行っています。
コートジボワール人の食べ物は多彩で、米は国産米もありますが、不足分はタイ米やアメリカ米などを輸入しています。プランテンバナナ(生食しない)は、蒸かして食べ、もちにして食べます。とうもろこしもまた焼きとうもろこしにして食べ、粉にしたものをもちにして食べます。キャッサバは蒸かして食べるのもよし、もちにしたり、アチャケ(北アフリカのクスクスみたいなもの)にして食べています。キャッサバは腹持ちがよく、安価なので、コートジボワール人はよく食べます。これらと、トマト、オクラ、たまねぎ、ほうれん草などの野菜と魚か肉を煮込んだものを一緒に食べます。
フランスの植民地だったので、美味しいフランスパンを安価で買うことができ、パスタもアビジャン市民には親しまれています。特にスパゲティとレバーとトマトソースを絡めたものなどは、マキ(簡易食堂)で簡単に食べられ、かつ美味しいです。昔からヨーロッパ人が多く住んでいたので、ロングライフ牛乳でない、普通の牛乳も購入することができ、ワインも比較的安価に購入することができます。その他、中国人農民がいて、青梗菜、きゅうり、白菜なども購入することができます。
コートジボワールの国情報
正式名称 コートジボワール共和国 / Republic of Cote d'Ivoire
元首 アラサン・ウワタラ大統領 / Alassane OUATTARA
人口 約2,507万人(2018年)
首都 ヤムスクロ / Yamoussoukro
民族グループ 60以上の民族から構成され、東南部を中心とするアカン系(バウレ、アニ等)、西南部を中心とするクル系(ベテ、ゲレ、ティダ等)、北東部を中心とするボルタ系(セヌフォ、クランゴ、ロビ等)、北西部を中心とするマンデ系(マレンケ、ダン等)に大別される。
言語 フランス語(公用語)、各民族語
宗教 キリスト教(39.1%)、イスラム教(33.7%)、伝統宗教(4.4%)、その他の宗教(0.6%)、無宗教(22.2%)
面積 322,436㎢ (日本378,000㎢の約0.9倍)
ビザ ビザ(査証)について』のページをご覧ください。
電気・電圧 220V-50Hz:B/B3/C
通貨 セーファーフラン(XOF)
1XOF = 0.18円 ※2020年3月現在
国旗
コートジボワールの国旗
旧宗主国フランスの影響を受けて、三本の筋が国の標語「団結・規律・労働」に対応しています。 オレンジは北部サバンナを緑は南部処女林を白は両地域の統一を意味しています。
気候 南部の沿岸地域は高温多湿の熱帯雨林で、平均気温は28℃、湿度は80%以上。 6~7月が大雨季、10~11月が小雨季で、年間降雨日数は140日に達します。8~9月が比較的しのぎやすく、12~2月にはサハラ砂漠からの砂塵・ハルマッタンが到来。 沿岸中央部は湿度がやや低くなります。北部は600~1700mの高原状の山地で、サハラ性の気候の影響を受けてサバナ気候となります。
交通事情
電話のかけ方
日本からかける場合
国際電話認識番号+225+市外局番(0を取る)+電話番号
日本にかける場合
国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号
コートジボワールへの行き方
コートジボワールの行政上の首都はヤムスクロですが、国際線は最大都市のアビジャンに乗り入れしています。
1. アフリカルート
  • エチオピア航空 アディスアベバ経由が週4便運航。
2. 中東ルート
  • エミレーツ航空 ドバイ経由が毎日運航。
3. ヨーロッパルート
  • エールフランス パリ経由が毎日運航。
  • ブリュッセル航空 ブリュッセルより毎日運航。
4. その他
  • モロッコ航空 カサブランカより毎日運航。
2018.4月現在

コートジボワールの見どころ

アビジャン
アビジャンはコートジボワール南東部に位置し、エブリエ潟に面した街である。1933年に仏領コートジボワールの首都になった。コートジボワール独立の 1960年以降、プラトー地区には高層ビルが林立し、「西アフリカのニューヨーク」とも呼ばれたりした。1983年に首都をコートジボワール中部のヤムスクロに譲ったものの、現在でもフランス語圏アフリカ最大の都市には変わりはない。アビジャン市内の観光施設としては、国立博物館、サン・ポール教会(カトリック教会で、高速道路沿いで奇抜な形をしている)がプラトー地区にあり、多くの洗濯屋が水辺で洗濯をしているので有名なバンコの森がアジャメ地区にある。

グランバッサム
アビジャンから東に40キロ行くとグランバッサムがある。グランバッサムはフランスが1893年に、仏領コートジボワールの首都に定めた街だ。そのため旧市街地(Ancien Bassam)に行くと、その当時のコロニアルな建物が現存している。その近くの海岸には、多くのレストランなどがあり、ここで美味しいシーフードを食べることができる。この地区にはみやげ物屋も多い。

ヤムスクロ(コートジボワール中部)
アビジャンから北に200kmに、コートジボワールの首都ヤムスクロに到着する。ヤムスクロは初代大統領ウフエ・ボワニの故郷だ。今現在、政府関係施設はむりやり動かしたが、首都としての機能はまだ有していない。ヤムスクロ市内の観光施設としては、ウフエ・ボワニ大統領が私財を投じて建設した平和ノートルダム聖堂がある。この聖堂はローマにあるサン・ピエトロ大聖堂よりも高く作られており、展望台からはヤムスクロの街や、プランテーションを望むことができる。その他、ウフエ・ボワニ財団本部ビルや大統領私邸の堀に飼われているワニなどが有名だ。

コロゴ(コートジボワール北部)
コロゴはコートジボワール北部の中心都市であり、セヌフォの中心としでもある。ヤムスクロを越えると熱帯雨林地帯からサバンナ地帯に変わる。コロゴから 70km西にあるニョフォワンはセヌフォの村で、ブードゥー教信仰の村として知られている。この村の風景は丸い泥壁に、円錐のわらの屋根が載っている家が軒を連ねている。コロゴから南東に35キロにあるファカハは動物などをモチーフとした布で有名なところだ。職人は植物の植物から作った染料や集めた泥から、農民の生活から着想したものをモチーフにして綿生地に描く。この村には、あのピカソが滞在し、彼のその頃の創作に影響を与えたことで知られている。また、セヌフォはダンスで有名な部族で、聖なるダンスの「N'goron」やヒョウ人間のダンス「Boloye」などもみることができます。

マン(コートジボワール西部)
コートジボワールでは、国土の西部にしか山地を見る事はできない。マンはコートジボワール西部の中心都市である。マンから100kmほど北に行ったシラコロ村での、ヤクバのStilt dance(竹馬踊り)が有名だ。竹馬を履くと家の屋根ぐらいの高さになるにもかかわらず踊る。それを見るのは圧巻だ。そして、マンから東に79kmにあるダナネでは、植物の弦の橋も有名である。素足で川を渡ることが出来る。この一帯はトレッキングルートとしても知られている。
コートジボワールを訪問するツアー
1件のツアーが見つかりました。
'25 2/8(土)出発
コートジボワールからギニアへ。衣食住、多様で多彩な人々の暮らしや文化をたっぷりと味わう体験型ツアー
株式会社 道祖神
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-23-1 第3TOCビル6階
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