危ないのです。しかし危なくないのです。
野生に生きる動物にとって毎日、毎時間が生き抜く戦いといっても過言ではないでしょう。その野生動物にのんびりとした人間が節度なく接するのは危険です。
ということは、野生への畏れと節度ある態度で接すれば(観察すれば)危なくないということになります。動物との距離をきちんと保ち、相手を刺激するような急な動きはしない、破裂音をさせない(自然界に存在しない音です)。
どんなに小さくて可愛らしい姿の動物であっても触ってはいけません。どんな細菌、ウイルスを持っているかわかりませんし、触ると人間のにおいがついてしまい、触られた動物がどんな危険に陥るかもわからないからです。
キャンピングのときは野生動物と同じ高さの目線に立ち、同じ地面に寝ますので、たとえ周りに動物がいなくても、武器を持たない無防備な人間の気持ちになれ、自然に畏敬の念を持つ心が湧き上がります。ぜひ一度経験してみましょう。