渡良瀬遊水地
渡良瀬遊水地は足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に、渡良瀬川下流の栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県の4県にまたがって作られた日本最大の遊水池です。本州以南最大の湿地でラムサール条約に登録されており、一年を通して数多くの野鳥を観察することができます。広大な地域での探鳥となるため、徒歩でのバードウォッチングにはあまり向かず、電車での訪問の場合はレンタサイクルを利用すると効率的です。遊水地の南部に位置する谷中湖ではアイサなどのカモ類、北側の第1・第2調整池ではチュウヒなどの猛禽類、エリアの中心を流れる渡良瀬川・巴波川の河川敷ではコミミズクと出会える可能性があります。