2018.8.31発 【特別企画】ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 10日間

【特別企画】ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ10日間に同行させていただきました。とにかく最大の目的は7~9月にタンザニアのセレンゲティからマサイ・マラへ移動するヌーの大群、そしてその大群がマサイ・マラ西部を流れるマラ川を渡る、「ヌーの川渡り」を見ること。

200~500頭くらいに固まったヌーの群れはよく見かけました
200~500頭くらいに固まったヌーの群れはよく見かけました
河岸に向かって移動するヌー。勢いはあるのですが、渡ってくれません
河岸に向かって移動するヌー。勢いはあるのですが、渡ってくれません
雲のお陰で夕方には不思議な色の光景が見られました
雲のお陰で夕方には不思議な色の光景が見られました
何度も川岸に下りてくれるのですが・・・渡ってくれません
何度も川岸に下りてくれるのですが・・・渡ってくれません
かろうじて見られたシマウマの川渡り
かろうじて見られたシマウマの川渡り

最初にご報告しておきますと、季節外れの雨のおかげでヌーの移動が遅れており、結局ヌーの川渡りは見られませんでした。群れはマラ川の岸に集まってはいるのですが、まだヌーが好む草が対岸に多いため、命を懸けて川を渡る必要がなく、今年のヌーの川渡り本番はまだまだこれから、もしくは残りの群れは渡って来ないのでは?という状況でした。8月23日までは頻繁に渡りが見られたようですが8月24日にかなりの量の雨が降ったため、ヌーの足を止めてしまった、という状況だったようです。タイミングによっては1時間を超える長時間、ひっきりなしにヌーが川を渡り続けているのを飽きるほど見られる時もあれば、量はともかくたった1日降った雨によって数万頭が足を止めてしまい、見られないということもあります。難しいもんですね。ある意味、自然現象を予測することの難しさ(不可能と言っても良いのかも?)を実感できました。

母親と姉に守られて戯れる子ゾウ
母親と姉に守られて戯れる子ゾウ
水も新鮮な草も豊富で生き生きした様子のバッファローたち
水も新鮮な草も豊富で生き生きした様子のバッファローたち
神経質そうに周りを見回しながら歩くクロサイ
神経質そうに周りを見回しながら歩くクロサイ
夕方の薄暗がりの中見つけたオスのヒョウ
夕方の薄暗がりの中見つけたオスのヒョウ
上空を飛ぶ軽飛行機が気になる様子の若いオスライオン
上空を飛ぶ軽飛行機が気になる様子の若いオスライオン

渡りこそみられませんでしたが、ケニアを代表するマサイ・マラの2か所の異なるロケーションのロッジにそれぞれ3連泊したことにより、非常に充実したサファリができました。もちろん、クロサイ、ライオン、バッファロー、ヒョウ、ゾウのBIG5もコンプリート。チーターもかなりの数を見ることができました。マラ川を渡るゾウの群れ、というちょっと変わったシーンも見かけました。ケニアの北のサンブル国立保護区やボツワナのチョベ国立公園ではゾウの群れが川を渡る光景をよく見かけるのですが、マラ川を渡るのを見たのは私も2回目でした。

水を飲みながらマラ川に入っていくゾウの群れ
水を飲みながらマラ川に入っていくゾウの群れ
小さな子ゾウを囲んで渡っていきます
小さな子ゾウを囲んで渡っていきます
移動中の4頭の兄弟。チーターとの出会いには恵まれました。
移動中の4頭の兄弟。チーターとの出会いには恵まれました。
口の周りを血塗れにしていても優雅な印象のチーター
口の周りを血塗れにしていても優雅な印象のチーター
子供のインパラを捕らえたチーター
子供のインパラを捕らえたチーター
メスをめぐって大バトル中のキリンのオス
メスをめぐって大バトル中のキリンのオス
気持ちよさそうにひなたで毛づくろい中
気持ちよさそうにひなたで毛づくろい中
サファリカーを気にする様子もなく闊歩する、貫禄あるオスライオン
サファリカーを気にする様子もなく闊歩する、貫禄あるオスライオン
珍しく、保護区のあちこちで見られたエランド
珍しく、保護区のあちこちで見られたエランド

自然が相手ですので、こんな残念な結果になることもあるのですが、ご参加いただいた皆様にはサファリの他の面でご満足いただけたようで一安心といったところです。毎年ますます難しくなっていく渡りの時期の予測について考えると、来年はどうしようかと困ってしまうような状況です。が、来年ももちろん企画しますので、初めて見るという方も、見られなかったのでリベンジをという方も、あわせてご参加をお待ちしております!

樹冠でくつろぐゴマバラワシ
樹冠でくつろぐゴマバラワシ
乾季なのに雨が残っていることで、雲と青空には恵まれました。
乾季なのに雨が残っていることで、雲と青空には恵まれました。
美しい夕日も、草食獣にとっては過酷な時間の始まりを意味します
美しい夕日も、草食獣にとっては過酷な時間の始まりを意味します

羽鳥

2018.8.10発 キリマンジャロ登山 マラングルート 10日間

弊社の看板ツアーの一つでもあるキリマンジャロ登山ツアーですが、毎週金曜日出発の設定、2名様から催行、基本的に添乗員同行なし(10名様以上で同行)、という内容のため、7~9月のシーズンでも添乗員同行のツアーとはならないことが多いのですが、今年は久々に多くの方々のお申込みをいただき、添乗員同行で催行となりました。現地ガイド時代から通算70回を超える回数キリマンジャロを登っている私にとっても、実に4年ぶりの登山となりました。

弊社のツアーでは、現地到着後にまずアルーシャ国立公園に1泊し翌日はサファリを行います。これは①空路移動の疲れをとる、②万が一荷物が届かなかった場合でも翌日受け取ることができる、という2点を考慮してのことなのですが、登山を開始するのは現地到着3日目からになります。アルーシャ国立公園では、いわゆるサファリの大物(ライオン、チーター、ヒョウ、ゾウなど)はほとんど期待できないのですが、森と平原、カルデラ湖が主体の公園でキリンをはじめとする草食獣やフラミンゴなどの鳥はご覧いただけます。体力を回復させ、現地の気候と時差にゆっくり体を慣らすにはもってこいの滞在先です。時にはブッシュバックやレッドダイカーなど、サバンナが主体の公園ではまず見ることのできない草食獣もご覧いただける場合があります。

タンザニアの国獣キリンが多くみられるアルーシャ国立公園
タンザニアの国獣キリンが多くみられるアルーシャ国立公園

さて、本番のキリマンジャロ登山ですが、このツアーではツアー名にも謳っているように山小屋泊のマラングルートを利用し、4泊5日の行程で登る内容となっています。高度順応のために1泊増やして5泊6日で登った方が良い、という意見もありますが、私の経験上ホロンボハットに延泊されて高度順応がうまくいくか、より体調が悪くなるかは五分五分といったところで、最短速攻日程で登ってしまった方が上手くいくケースも同じようにあることから、弊社のツアーでは最短日程の10日間の内容で企画を続けています。

ホロンボハットからの登り。4000m付近で徐々にきつくなってきます
ホロンボハットからの登り。4000m付近で徐々にきつくなってきます
林立するジャイアント・セネシオ越しのキボ峰
林立するジャイアント・セネシオ越しのキボ峰
ザ・サドルの高地砂漠。比較的フラットですが足が重い
ザ・サドルの高地砂漠。比較的フラットですが足が重い

今回のツアーでは、ご参加いただいた12名様のうち、ウフルピーク登頂が7名様、ギルマンズポイント到達が4名様、残念ながら途中(5300m付近)で断念された方がお一人と、最終的にはまずまずの結果で登山を終えることができました。もちろん今回も怪我人・死者ゼロ。日本の夏山登山程度の技術で登れる、といわれているキリマンジャロですが、毎年少なからず死者も出ており、決して登るのが簡単な山ではありません。今年の9月にも日本人登山者がお一人亡くなっています。特別な技術は不要といっても6000m近い標高の山ですので、ものすごく体力はいりますし、高山病対策も必要です。ただし、高山病が原因の死亡事故はほとんどなく、循環器系や呼吸器系に異常がある方が危険な状況に陥り、死亡事故につながるケースがほとんどです。そのため、弊社ではキリマンジャロ登山ツアーにお申込みをご希望の皆さん全員に、必ず健康診断を受診いただいています。何はともあれ、今回も無事にツアーを終え、かつご参加者の皆様と現地のタンザニア人スタッフのお陰で、和気あいあいと楽しく登山を終えることができたこと、感謝します。

ギルマンズポイント5685mには夜明け前に到着
ギルマンズポイント5685mには夜明け前に到着
マウェンジ峰の向こうの雲海から昇ってくる朝日
マウェンジ峰の向こうの雲海から昇ってくる朝日

山中の設備は少しずつ新しくなっており、ホロンボハットではプライベートルームを備えた新しい小屋を建造中でした。山中のかなり標高の高い場所でも工事車両を見かけ、ゆくゆくは3720mのホロンボハットまで一般車が入ってこられるように整備し、シャワールームを備えた国立公園が運営するロッジも建造予定とのことでした。今後は、登山をされない方でも比較的楽にホロンボハットまで赴き、より間近に氷河を戴いたキボ峰を望むことができるようになるかもしれません。

プライベート小屋の建築資材を運び、登山道を走るトラック
プライベート小屋の建築資材を運び、登山道を走るトラック

キリマンジャロ登山 マラング・ルート 10日間

羽鳥

サンハジャの革張り枕

毎日暑い日が続きますね。
現実逃避には、広々として風が吹き抜けるサバンナの光景や、どこまでもうねり続く砂漠の景色を思い浮かべるのが最適ですが、そういった現実逃避をサポートしてくれるグッズが私の家には多くあります。そのうちの一つが、このモーリタニアのベルベル系サンハジャの人々が使う革張りの枕(クッション?)。
ベルベル系の伝統模様が施されたものなら、カーペット、ティーポット、陶器などなどあらゆるものが欲しくなってしまうため、ずいぶん色々なものを少しずつ集めましたが、その中でもこの枕は最も気に入っているものの一つです。
現地のお土産屋さんでも普通に売られているものですが、私の場合は添乗員としてツアーに同行した際、野営地の隣に一夜を過ごすテントを張らせてもらった遊牧民の家族の息子さんの一人に、ナイフと交換に譲ってもらいました。ヤギの革でできていますが、中にぼろ布を詰め、革の上に彩色を施し、伝統的な模様を描き込み、砂の上に敷いたカーペットの上でこれに肘や頭をのせてくつろぐためのものです。穴が開いてしまったところに新たな革をあて、その上にも彩色を施し、長年にわたって大切に使われてきたことがうかがえます。

木彫りやソープストーンで作られた置物、布、コーヒーや紅茶などの趣向品、お皿やポットなどの実用品などがアフリカのお土産としては一般的なものだと思いますが、実際に現地の方々が日常的に使っているものの中で、もし気に入ったものがあったら手に入れてお持ち帰りになることをお勧めします。手元に置いておくと、何度も何度も繰り返し旅を思い起こさせてくれる宝物になってくれるのではないでしょうか。

by 羽鳥

2018.6.1発 キャンペーン企画! 緑の季節のケニア 10日間

東アフリカでは雨季の終盤にあたる6月上旬、ツアータイトルの通りの「緑のケニア」でサファリをするツアーに同行させていただきました。

このツアー、元々は巷で言われている「雨季の東アフリカはサファリをするにはいい時期ではない」という定説というかイメージというか、そういったものを覆すため(行ったことがある身としては、サファリの成果に大きな違いを感じませんので)、また雨季の緑一面のサバンナが好きなスタッフが社内でも多いため、何とか雨季のサファリツアーを皆様にご紹介できないか?ということで、価格を抑え、でも内容は弊社で最も人気のある「ケニア・サファリ・ハイライト10日間」とほぼ同じ内容で企画し、キャンペーンとして展開させていただきました。

余談ですが、実は雨季の4~6月というのは、一応東アフリカ(特にケニア)のオフシーズンにあたり、ほとんどのロッジの宿泊料も半額近く値下げされます。個人手配旅行の場合は、スタンドードクラスのロッジの値段で、豪華ロッジに泊まることができるという、美味しい時期でもあります。

その第1回目のツアーということで、ケニアでガイドをしていた経験があるものの、普段はもっぱら北アフリカ地域を担当している私が添乗員としての任をいただき、久々のサファリ三昧のケニアツアーに同行させていただくことになりました。

雨季でもすっきり晴れた空に浮かぶキリマンジャロ
雨季でもすっきり晴れた空に浮かぶキリマンジャロ
ブッシュに多い蚊を嫌ってか、木に登るライオン(遠いですが・・・)
ブッシュに多い蚊を嫌ってか、木に登るライオン(遠いですが・・・)
アンボセリといえばゾウの群れ。水もたっぷり飲め、生き生きしています
アンボセリといえばゾウの群れ。水もたっぷり飲め、生き生きしています
水浴びをしながら、柔らかい草をたくさん食べた後は、恒例の泥浴び
水浴びをしながら、柔らかい草をたくさん食べた後は、恒例の泥浴び
背中だけでなく、腹部にもまんべんなくかけていきます
背中だけでなく、腹部にもまんべんなくかけていきます
メスゾウが率いる群れにそっと近づくオスゾウ。雨季は発情期でもあります
メスゾウが率いる群れにそっと近づくオスゾウ。雨季は発情期でもあります
草丈が高く、ライオンも寝そべると探すのが大変
草丈が高く、ライオンも寝そべると探すのが大変
ロッジの庭でくつろいでいたディクディク
ロッジの庭でくつろいでいたディクディク
タンザニア方面から飛来したのでしょうか?雨季の雨でできた湖に集まっていたフラミンゴ
タンザニア方面から飛来したのでしょうか?雨季の雨でできた湖に集まっていたフラミンゴ

ケニアを含む東部アフリカへのツアーで添乗員が同行するものは、やはり7~9月の乾季や年末年始の雨季から乾季への過渡期に催行されることが多いのですが、久々に訪問した雨季のケニアは乾季や過渡期と比較すると、やはり緑が格別に美しかったです。当然、雨に降られることも、車がスタックして時間が押せ押せになったことも、雨によるロッジ設備のトラブルが原因の宿泊先変更等もあり、ご参加の皆様にとってはハードなツアーになってしまった部分もありましたが、それらを多少でもリカバリーするくらい緑が美しく、動物たちも生き生きとした姿を見せてくれました。加えて、雨季で雲が多いだろうから、ということでほとんど諦めていたキリマンジャロも見ることができました。しかも2日間の滞在中毎日です!

「乾季は野生動物にとっても、人間にとっても、辛い、我慢の季節。その反面、雨季は命の季節。暮らしものびのびしてくるし、人も動物も生き生きしてるでしょ?」

という話をしてくれたロッジのウェイトレスさんもいましたが、彼女の言葉が状況を一番上手に表しているような気がします。

ナクル湖では雨に降られましたが、雨の中佇む動物たちは美し差が際立ちます
ナクル湖では雨に降られましたが、雨の中佇む動物たちは美し差が際立ちます
食料もたっぷりあるからか、健康そうなシマウマ
食料もたっぷりあるからか、健康そうなシマウマ
神経質なエランドも心なしかリラックスしているように見えます
神経質なエランドも心なしかリラックスしているように見えます
水から離れて暮らすことが難しいサイにとっては、過ごしやすい季節でしょう
水から離れて暮らすことが難しいサイにとっては、過ごしやすい季節でしょう
のんびりと草を食むシロサイの親子
のんびりと草を食むシロサイの親子
ナクル湖では幼鳥とは思えないほど大きい、ゴマバラワシの幼鳥も見かけました
ナクル湖では幼鳥とは思えないほど大きい、ゴマバラワシの幼鳥も見かけました
マサイマラへの移動途中、ナイバシャ湖でボートサファリ
マサイマラへの移動途中、ナイバシャ湖でボートサファリ
ボートサファリといえば鳥とカバです。サンショクウミワシ
ボートサファリといえば鳥とカバです。サンショクウミワシ
長い足の指で支えて、浮草の上を歩くアフリカレンカク
長い足の指で支えて、浮草の上を歩くアフリカレンカク
子供に食べ物を持ち帰って食べさせるカワウ
子供に食べ物を持ち帰って食べさせるカワウ

サファリツアーですので、野生動物との遭遇が最大の目的となるわけですが、その肝心の野生動物はというと、雨に打たれて気持ちよさそうなサイやゾウなどの大型哺乳類、雨季の雨でできた湖で思いがけず見られたアンボセリのフラミンゴなど、この時期ならではの光景も多く目にしたのですが、全体的には国立公園・保護区内は草丈が高く、ライオンやチーターなどは簡単にその草に隠れてしまい、見つけ辛かったことは否めません。ただ、やはりある一定のクオリティ(遭遇する野生動物の数・種類の多さ)は確実にキープしつつ、雨季ならではの光景も見せてくれる。やはりケニアはピカイチのサファリディスティネーションの一つだなと改めて実感しました。ちょっと残念なのは、“数千頭にもなるヌーの群れが雨に打たれて佇んでいる”という、私の好きな光景が、ケニアでは雨季だったとしても見られないこと。ヌーの大群はこの時期はまだセレンゲティにいますので、『緑のタンザニア』であれば、そんな光景も見られるかもしれません。

立派な体格のヒョウも木の上でのんびり昼寝中
立派な体格のヒョウも木の上でのんびり昼寝中
私のカメラでは、この程度まで寄るのが限界でした。しかも枝が邪魔・・・。
私のカメラでは、この程度まで寄るのが限界でした。しかも枝が邪魔・・・。
メスライオンのすぐ近くで見つけたチーターの兄弟
メスライオンのすぐ近くで見つけたチーターの兄弟
母親不在の子ライオンのグループにも遭遇しましたが、ずいぶんのんびりしていました
母親不在の子ライオンのグループにも遭遇しましたが、ずいぶんのんびりしていました
大群はまだセレンゲティにいるようですが、小規模なヌーの群れはよく見かけしました
大群はまだセレンゲティにいるようですが、小規模なヌーの群れはよく見かけしました

乾季に行かれたことがある方は、ぜひ雨季の緑滴るケニアにも訪問してみてください!

by 羽鳥

■キャンペーン企画! 緑の季節のケニア 10日間

2018.4.28発 GWスペシャル ボツワナ・セントラル・カラハリ動物保護区でキャンプ 9日間

ゴールデンウィークは、ボツワナ中央部のセントラル・カラハリとナイ・パン国立公園をピンポイントで訪問、サファリとキャンプをメインに据えたツアーに同行させていただきました。

このツアーをゴールデンウィークに企画するのは久しぶりでしたが、ここ最近のカラハリ人気のおかげか(同じカラハリでも、人気のカラハリ・トランス・フロンティアと今回訪問したセントラル・カラハリとは異なるのですが)、ツアーは早々に満員御礼となり、無事催行することができました。他のボツワナでのキャンプツアーと同様に、『小回りの利く小規模のグループで、サファリ・カー1台でサファリをする』というのが前提のツアーですので、人数は6名様限定+添乗員の私という超少人数で、サファリをする公園も2カ所のみというコンパクトなツアーです。

ゴールデンウィークのボツワナは、これから冬(乾季)を迎えようという季節の変わり目で、日中の気温はそれなりに上がりますが、朝夕は冷え込み、朝は日が昇っても9時近くまでは肌寒くて上着が脱げないような状況でしたが、そのおかげで毎夜の焚火がありがたく、野生動物も日中の日が高くなった時間でも活発で、その生き生きとした姿を見せてくれました。

ナイ・パン国立公園のゲート
ナイ・パン国立公園のゲート
迫力あるオスのゾウ
迫力あるオスのゾウ
乾いた草原にシマウマの体色が映えます
乾いた草原にシマウマの体色が映えます
全く人を怖がらないジャッカル
全く人を怖がらないジャッカル
黒地に白の水玉模様が美しいホロホロチョウ
黒地に白の水玉模様が美しいホロホロチョウ

先に訪問したナイ・パン国立公園は、その名の通り公園内に多くのパン(塩湖)があり、そのほとりに自生するベインズ・バオバブに代表されるバオバブの大木で有名ですが、雨季になって水がたまると湖になるパンを含め、ミネラルを含んだ土壌が豊かで、ここに集まるゾウは草だけではなくミネラルを含んだ土も食します。そのため、最近はあまり見かけなくなった太く、立派な象牙を持ったオスゾウを多く見かけました。

ナイ・パンではとにかく立派な牙を持ったオスゾウを多く見かけます
ナイ・パンではとにかく立派な牙を持ったオスゾウを多く見かけます
体に付いた寄生虫を取り除くためか、熱い塩の大地に寝ころんでいたジャッカル
体に付いた寄生虫を取り除くためか、熱い塩の大地に寝ころんでいたジャッカル
シルエットで浮かび上がるキリンも絵になります
シルエットで浮かび上がるキリンも絵になります
ねぐらに帰るのか、夕暮れ時に連れ立って歩くゾウ
ねぐらに帰るのか、夕暮れ時に連れ立って歩くゾウ

次に訪問した、面積52800km²という広大な領域からなるセントラル・カラハリでは、チーター、ヒョウ、ライオンをはじめ、猛禽類をはじめとする多くの野鳥も観察できました。しかし、今回のサファリはアフリカオオノガンに始まり、アフリカオオノガンに終わる、と言い切れるほど、とにかくたくさんのアフリカオオノガン(Kori Bustard)を見ました。飛ぶ鳥の中で最も重い鳥と言われ、群れを作らず単独やつがいで暮らすかなり大きな鳥ですが、5日間でおそらく200羽以上は見たのではないかと思います。あまりにも多く出会うので、最初の数羽こそ写真に収めましたが、特別に大きかったり、捕食活動などのアクションをとっていたりしないかぎり写真は撮らなくなっていきましたが、今思うと、1羽に対して1枚ずつでも撮っておけばよかったと思います。

セントラル・カラハリ野生動物保護区のゲート
セントラル・カラハリ野生動物保護区のゲート
とにかくたくさん見たアフリカオオノガン
とにかくたくさん見たアフリカオオノガン
サファリ経験者にはおなじみのライラックニシブッポウソウ
サファリ経験者にはおなじみのライラックニシブッポウソウ
おなかの赤色が美しい、ハジロアカハラヤブモズ
おなかの赤色が美しい、ハジロアカハラヤブモズ
夕暮れの草原に佇むチーター
夕暮れの草原に佇むチーター
まどろむアフリカワシミミズク
まどろむアフリカワシミミズク
巣穴の整備に忙しい、ケープアラゲジリス
巣穴の整備に忙しい、ケープアラゲジリス
こちらもよく見かけた、コシジロウタオオタカ
こちらもよく見かけた、コシジロウタオオタカ

弊社では季節と野生動物の動きに合わせて、訪問地の異なるいくつかのボツワナを舞台にしたキャンプツアーを企画していますが、いずれも質の高いサファリ(遭遇する野生動物の個体数・種類ともに多く、遭遇率も高いという意味で)はもちろんのこと、自然に抱かれるようなキャンプ体験そのものもお楽しみいただけます。

長いときは6時間も続く朝のサファリの途中、コーヒーとラスクでひと休憩
長いときは6時間も続く朝のサファリの途中、コーヒーとラスクでひと休憩
何の設備もなく、自然のままのキャンプ地。不便かもしれませんが、それが良いんです
何の設備もなく、自然のままのキャンプ地。不便かもしれませんが、それが良いんです

より多くの野生動物との遭遇が期待できるのは、夏に行っているオカバンゴからチョベへと移動していくツアーですが、このセントラル・カラハリとナイ・パンでのサファリも、北側とは異なる野生動物たちを見ることができます。より乾燥に強いオリックス、スプリングボックなどのレイヨウをはじめ、ジャッカル、オオミミギツネ、チーター、ヒョウ、そしてカラハリの代名詞である黒いタテガミのライオンなどです。

自らの体色と同じ色の草の中を歩くライオン
自らの体色と同じ色の草の中を歩くライオン
若くしてすでに群れを持ち、タテガミが黒くなりかけたオスライオン
若くしてすでに群れを持ち、タテガミが黒くなりかけたオスライオン
まだ若いライオンの個体は、オスでもほっそりとしなやかな身体をしています
まだ若いライオンの個体は、オスでもほっそりとしなやかな身体をしています
夕暮れ時の傾いた日差しに映えるオリックス
夕暮れ時の傾いた日差しに映えるオリックス
夕暮れ時、草食獣は捕食者から身を守るため平原の中央に集まります
夕暮れ時、草食獣は捕食者から身を守るため平原の中央に集まります
頭を木の上に出してアカシアの葉を食べるキリン
頭を木の上に出してアカシアの葉を食べるキリン

このツアー、来年も企画予定ですので、サファリとキャンプにご興味がおありの方、ぜひご参加をご検討ください。

ゴールデンウィークのボツワナのツアーは、前年の末には満員となっていることが多いので、お早めにどうぞ!

羽鳥