サンハジャの革張り枕

毎日暑い日が続きますね。
現実逃避には、広々として風が吹き抜けるサバンナの光景や、どこまでもうねり続く砂漠の景色を思い浮かべるのが最適ですが、そういった現実逃避をサポートしてくれるグッズが私の家には多くあります。そのうちの一つが、このモーリタニアのベルベル系サンハジャの人々が使う革張りの枕(クッション?)。
ベルベル系の伝統模様が施されたものなら、カーペット、ティーポット、陶器などなどあらゆるものが欲しくなってしまうため、ずいぶん色々なものを少しずつ集めましたが、その中でもこの枕は最も気に入っているものの一つです。
現地のお土産屋さんでも普通に売られているものですが、私の場合は添乗員としてツアーに同行した際、野営地の隣に一夜を過ごすテントを張らせてもらった遊牧民の家族の息子さんの一人に、ナイフと交換に譲ってもらいました。ヤギの革でできていますが、中にぼろ布を詰め、革の上に彩色を施し、伝統的な模様を描き込み、砂の上に敷いたカーペットの上でこれに肘や頭をのせてくつろぐためのものです。穴が開いてしまったところに新たな革をあて、その上にも彩色を施し、長年にわたって大切に使われてきたことがうかがえます。

木彫りやソープストーンで作られた置物、布、コーヒーや紅茶などの趣向品、お皿やポットなどの実用品などがアフリカのお土産としては一般的なものだと思いますが、実際に現地の方々が日常的に使っているものの中で、もし気に入ったものがあったら手に入れてお持ち帰りになることをお勧めします。手元に置いておくと、何度も何度も繰り返し旅を思い起こさせてくれる宝物になってくれるのではないでしょうか。

by 羽鳥