大ニジェール河の舟旅とサバンナの民族 15日間 その2

ジェンネの大モスクと月曜市

セグゥの街は、普段はのどかで落ち着ける街ですが、我々が到着した夜は年に1度の『ニジェール河フェスティバル』という音楽祭の最終日だった為に、夜遅くまで街中が賑わっていました。

街中で見かけた音楽祭のポスター。夜中の街は、まさしくお祭り騒ぎの様相でした。

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翌朝は、静かな街の河沿いを散歩です。洗濯をしている女性達や、水浴びをする子供、行き交う小舟などの景色に目を奪われていると、河沿いの土で焼き物を作っているところに出くわしました。暫らく、茶碗や壷を物色してからセグゥを出発、河を渡って車を走らせ、1つ目のハイライト、月曜市で賑わうジェンネの街へ。

セグゥのニジェール河沿いでは素朴な焼き物がたくさん売られています。彩色もない、剥き出しの土色をした焼き物の数々は力強くて温かい雰囲気のものが多い。

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また、道中の河沿いに見た景色は、この土地の人々とニジェール河は切っても切り離せないんだな、と実感させるものでした。

ある時、河は、みんなの洗濯場です。

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洗車もしますし、炊事場にもなります。

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勿論、体も洗います。

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そんなニジェール河とバニ河の中州に位置し、13~16世紀には交易の中継地として栄えた都市がジェンネです。世界遺産にも登録されている美しいジェンネ旧市街を抜けると、巨大な泥のモスクがお出迎え。

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ジェンネの見所はこの壮大なモスクと、何といっても、モスク前の広場で開かれる月曜市。遠方からはるばるやってきたマーケットで商う人、人、人。いったいどこから湧いてきたのかと思うほどの怒涛の人混みで埋め尽くされてしまいます。

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野菜や魚や香辛料などの食べ物、衣類や布地、鍋や釜などの日用品から、何から、とにかくありとあらゆるものが売り買いされています。大声を張り上げて売買する商人達、笑顔でお喋りに興じるお母さん達、この日の為に、とびっきりのお洒落をして着飾った女性達の姿も絵になります。

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人々の熱気とパワーを肌で感じさせてくれるジェンネの月曜市は、まちがいなくこのツアーで最初のハイライトの一つでした。

大ニジェール河の舟旅

ジェンネで夜を明かした後、港町モプティへ。この町は現在でも、昔と変わらない交易でにぎわうマリ第二の都市としてエネルギーに満ち溢れた街です。バンバラ、フラニ、ボゾ、等々周辺の様々なエスニックグループの人々が混在し、漁港や魚市場は、とてもエネルギッシュで港町ならではの喧噪と熱を感じます。

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北方からは、サハラ砂漠で切り出した塩の塊り(岩塩)を運んで来ているのですが、板状の塩をノコギリで切って、小分けして売っているのが印象的でした。

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そして、このモプティの街から今回のツアーのメインイベントの一つ、『大ニジェール河の舟旅』が始まります。

4日間、我々を載せて運んでくれるのは、ピローグ船と呼ばれる木造のカヌーです。ツアーで乗船するのは、改造をしてトイレや台所、テーブルを設置した旅行者用のものですが、元は現地の人々の生活船です。エンジンも取り付けておりますが、河の流れや吹く風に身をまかせ、のんびりとしたペースで、マリの空気や薫りを感じながらの船旅となります。快晴の中、いよいよ船旅に出発です。

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頼りになる3人の船員達。毎食、彼らが腕をふるってくれ、シンプルながらも力強い船員達の料理は舌鼓を打ちます。意外にも?バラエティに富んでおり、お米やクスクスを主食にした料理は日本人の口にもあい、ついついおかわりしてしまう方も。

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特に、魚は絶品です。小舟の漁師達から、捕ったばかりの魚を買い付け、そのまま船内で捌いて調理してくれるので、新鮮そのもの!焼いた白身の川魚に、ピリピリ(赤唐辛子)を刻んでふりかけ、熱々のまま口に放り込み、舌に残る辛さをビールで流し込む…、船旅中の料理はツアー中でも全員一致で一番人気でした。

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幾度か訪れる河沿いの村々では、観光客の姿も珍しいのでしょう、子供たちを何人も引き連れて歩くことになってしまいます。素朴な村の人々と触れ合い、食事や漁の風景を眺め、人々の家を訪問する。。。目的地まで、車に揺られているだけではわからない移動そのものの楽しみがありました。

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このニジェール河の舟旅は、かつて数多の探検家達が通った道でもあります。夜は満天の星空を眺めながら、河の音に耳を傾け眠りにつきます。そんな数日間の旅を経て、だんだんと肌に感じる風が乾いたものになってきた頃、舟は目的地に到着します。そこはサハラの玄関口、ティンブクトゥの街でした。

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※一部、写真を福島 毅様より提供していただきました。ありがとうございました。

その3へつづく

生野