2014.06.14発 島を歩く!カーボ・ヴェルデ~海と火山と緑の島々~ 10日間

先日、アフリカ最西端の国、カーボ・ヴェルデ共和国を訪問するツアーに同行させていただきました。

弊社のアフリカ好きのお客様の中でも、どこにある国だ??と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明させて頂きますと、カーボ・ヴェルデ共和国は、アフリカ大陸の西端の国セネガルの沖合い600kmほどの所にある、大小18の島(有人島はその内8つないし9つ)からなる国です。

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人口の過半数以上のクレオール(白人と黒人の混血の人達)と30%のアフリカン(セネガル人、ギニア人など)、数%のヨーロピアンで構成されています。公用語はポルトガル語(一般的には、ポルトガル・クレオールが話されています)です。

大航海時代(15世紀中頃)にポルトガルの冒険家が発見するまでは無人島で、以後、ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ航路の重要な拠点、また奴隷貿易の拠点として、ポルトガルによって植民地化、発展を遂げました。進化論で有名な、かのチャールズ・ダーウィンも、イギリスから南米へと向かうビーグル号の航海の途中で寄港しています。

1975年には、ポルトガルから独立し、1991年には、アフリカの歴史上初めて、民主的な「選挙」によって政権、大統領が交代した国でもあります。国土のほぼ全域が火山島群のため十分な資源は無く、そのため食糧や生活用品等の多くを輸入し、また海外からの援助、また海外移住者(国の人口が約53万人に対して、海外移住者は、70万人とも言われる)からの送金に頼る部分も大きく、貧困層が多いのは事実ですが、概して治安が良く、第3次産業(観光業)が国の収入の基盤となっています。

この国を訪問するにあたって一つ大変なのは、日本からのアクセスです。アフリカ最西端の国という事で、日本からは、最も遠いアフリカの国になります。日本からの一般的な飛行ルートは、日本⇒ドバイもしくはドーハ⇒カサブランカ(モロッコ)⇒プライア(カーボ・ヴェルデ)になります。

今回は、運悪く、カサブランカからの直行便がフライトキャンセルになってしまったために、カサブランカ⇒リスボン(ポルトガル)⇒プライアと移動する事に。

また、カーボ・ヴェルデは、島国のために、国内の移動も、国内線もしくはフェリーとなります。今回は、10日間のツアーで、国際・国内線合わせて9本という、飛行機がお好きな方には、これ以上ないオススメの日程になりました!

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と、いきなりマイナス面をお伝えしましたが、この国の魅力は、多様です。

火山島としてのユニークな風景(今回訪問したフォゴ島、サント・アンタン島を筆頭に)、綺麗なビーチリゾート(サル島)、新鮮で美味しいシーフード(どこのレストランでも!)、クローグと呼ばれる伝統のラム酒やワインも美味しい物が手に入ります。哀愁漂う伝統音楽(モルナ)も外せません。

◎フォゴ島

カーボ・ヴェルデ最高峰(2,829m)のカノ山(Pico do Fogo)。活火山で、メインの火口からの噴火は、1675年が最後だが、1995年に山の西側山腹より噴火。1995ピークと名付けられている。
カーボ・ヴェルデ最高峰(2,829m)のカノ山(Pico do Fogo)。活火山で、メインの火口からの噴火は、1675年が最後だが、1995年に山の西側山腹より噴火。1995ピークと名付けられている。
流れ出した溶岩流は、その年代により色が異なり識別できる。山の上からは、溶岩流により、クレーターの壁を押し流し、海まで到達した様子が観察できる。
流れ出した溶岩流は、その年代により色が異なり識別できる。山の上からは、溶岩流により、クレーターの壁を押し流し、海まで到達した様子が観察できる。
西側斜面は、富士山の砂走りのようになっているが、一つ一つの溶岩石の粒は大きい。
西側斜面は、富士山の砂走りのようになっているが、一つ一つの溶岩石の粒は大きい。
クレーターの中にある小さな町
クレーターの中にある小さな町
町を散策すると、村人のやわらかな笑顔が心地良い。
町を散策すると、村人のやわらかな笑顔が心地良い。

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フォゴ島はワインの名産地。時期が合えば、ぶどうの収穫作業も見る事ができます(写真は8月の同ツアーのものです)。その昔、フランスの侯爵がこの地を訪れ、移り住み、ぶどうの苗木を輸入し、ワイン造りを開始したそうです。町の小さな工場でワインが生産されています。良質のワインを購入する事もできます。
フォゴ島はワインの名産地。時期が合えば、ぶどうの収穫作業も見る事ができます(写真は8月の同ツアーのものです)。その昔、フランスの侯爵がこの地を訪れ、移り住み、ぶどうの苗木を輸入し、ワイン造りを開始したそうです。町の小さな工場でワインが生産されています。良質のワインを購入する事もできます。
コーヒーも栽培し、製品化、販売しています。完全手作業(木の棒と臼)で豆を挽いています。すっきりとした味わいで美味しい。
コーヒーも栽培し、製品化、販売しています。完全手作業(木の棒と臼)で豆を挽いています。すっきりとした味わいで美味しい。
侯爵の子孫が今も多く住むため、この町の住人は、フランス語を話す人が多いのだとか。
侯爵の子孫が今も多く住むため、この町の住人は、フランス語を話す人が多いのだとか。
朝からランニングに勤しむ人達。これほど起伏に富んだ島だと、良いエクササイズになりそうです。
朝からランニングに勤しむ人達。これほど起伏に富んだ島だと、良いエクササイズになりそうです。

◎サント・アンタン島

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降水量が極めて少ないカーボ・ヴェルデの中で、最も湿潤な島です。豊かな緑は、やはりほっとします。8月~9月が雨季で、1年間のほとんどの雨が、この時期に降ります。

村の人達の生活路を歩きます。
村の人達の生活路を歩きます。
起伏に富んだ素晴らしい景観が広がります。
起伏に富んだ素晴らしい景観が広がります。
「雲海に潜る龍の小径」とでも形容したくなるような風景です。
「雲海に潜る龍の小径」とでも形容したくなるような風景です。
イエメンのソコトラ島で有名な竜血樹。この島の固有の植物も見られます。
イエメンのソコトラ島で有名な竜血樹。この島の固有の植物も見られます。

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海に面した生活路です。こちらも見応え、歩きごたえ十分!
海に面した生活路です。こちらも見応え、歩きごたえ十分!

※トレッキングルートは、ご参加の時期やその他条件等により毎回異なります。今回ご紹介のルートではない可能性もございますので、ご了承ください。

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この島は、クローグ(ラム酒)が有名です。ラム酒の原材料はサトウキビで、栽培地でしか行えないアグリコール製法、そして昔ながらのトラピチェ式(牛を使って絞り機を回す)が行われている所もあります。

◎サン・ヴィンセンテ島

今も、国内の島々へのハブポートとなっていて、フェリーの他、タンカーや漁船も行き交う。港街は、パステルカラーでコロニアルな雰囲気が漂います。

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世界的に活躍をした裸足の歌姫、故セザリア・エヴォラの出身島でもあり、空港は彼女の名を冠している。
世界的に活躍をした裸足の歌姫、故セザリア・エヴォラの出身島でもあり、空港は彼女の名を冠している。
活気ある魚市場。日本でお馴染みの魚も並びます。
活気ある魚市場。日本でお馴染みの魚も並びます。
マグロが良く取れます。
マグロが良く取れます。
フェリーの移動も楽しいです(揺れに弱い方は、酔い止めなどでご注意を)。
フェリーの移動も楽しいです(揺れに弱い方は、酔い止めなどでご注意を)。

◎サン・ティアゴ島

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人口の約半数が居住し、首都プライアを擁するメインランド。

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この国唯一の世界遺産(2009年登録)、シダーデ・ヴェーリャがあります。奴隷貿易の拠点という重い歴史を抱えていますが、現在は、観光地としてにぎわいを見せます。開拓当時の住居や、海賊また他国の侵略を防ぐための要塞、侵略者に破壊されてしまった教会跡などが残ります。

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シダーデ・ヴェーリャにある小洒落た海岸沿いのレストランでは、やはり美味しいシーフードが頂けます。
シダーデ・ヴェーリャにある小洒落た海岸沿いのレストランでは、やはり美味しいシーフードがいただけます。
カシューナッツジュース(カシュ―ナッツの果肉100%)。お味は・・、一度ご賞味下さい!
カシューナッツジュース(カシュ―ナッツの果肉100%)。お味は・・、一度ご賞味下さい!

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ローカルの市場も散策には持ってこいです。
ローカルの市場も散策には持ってこいです。

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海沿いには、大型のリゾートホテルもあります。
海沿いには、大型のリゾートホテルもあります。

しかし何と言っても、この国の最大の魅力は、人の良さにつきます。

ガイド、ホテルのスタッフはもちろんの事、街行く子供たちから、マーケットで袖振り合うおばちゃんまで、とにかく皆、大らかで優しい。カメラを向けると自然な笑顔が返ってきます。

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多くのアフリカンに特有の底抜けの明るさというよりは、実直で親切という部分が印象的でした。日本から遠いアフリカの国で、「おもてなし」を受けること請け合いです。

荒木