ウガンダ・ゴリラトレッキングのツボ

絶滅危惧種として今やその生存の危機が心配される、マウンテンゴリラ。
彼らに会えるのは、ウガンダ・DRコンゴ・ルワンダの3カ国のみですが、その半数以上がウガンダに生息しています。
ウガンダには2つの国立公園でマウンテンゴリラに会えますが、今回ご紹介するのは、コンゴ民主共和国との国境にあるブウィンディ国立公園。ここには約360頭のゴリラが生息し、その数は世界中(上記3カ国)のマウンテン・ゴリラの半分の数に値します。
そのうち観光客の観察が許されているのは4組のグループ。1グループ6名までの限定のため1日合計20数名しか入れません。
ゴリラを観るための許可証は1日で360ドルと決して安いものではありませんが、地球上にこれほど大きくてこれほどおだやかで平和的な生き物に出会えるだけでもその価値を実感していただけるでしょう。
しかも私たちと遺伝子はほんの数%しか違いませんから。
写真でゴリラを探しに行こう!
赤道 カンパラからのドライブ
ブウィンディはウガンダの中でも西のお隣コンゴ民主共和国との国境に近い場所。カンパラからは8〜9時間のロングドライブです。
カンパラを通り過ぎてからは、まず赤道でストップ。そしてヤギの串焼きが絶品のリヤントンデ、とても立派な角をもつアンコーレ牛のいるンバララ地域、サバンナから緑豊かな森・・・など変わる景色は見逃せません。
ロッジ アフリカのスイス?ブィンディ周辺の美しい景観と快適ロッジ
ブウィンディに近づくにつれ、いよいよ緑も濃くなり、そして山あいの道へ入っていきます。このあたりはアフリカのスイスと言われ、その景色は日本の山の自然にも似ています。
そしてようやくたどり着く小さな村、ブホマがトレッキングの基点となる場所。小規模なロッジがいくつかあるだけで、あとはのーんびりした村です。このあたりを散歩しながら地元の人との交流も楽しいですよ。
ミーティング風景 いよいよトレッキングへ出発!その前にミーティング
トレッキング当日の朝、一緒にトレッキングに向かう6人のメンバーが集合。
ガイドからトレッキング中の注意点について説明があります。ゴリラに向かって手を振ったり、指し示したりしないこと、ゴリラから近づいてきても5メートル以上の距離まで離れなければいけないことなどなど。
ゴリラのためにも他のメンバーのためにもルールを守ることが大切です。
いざ出発 ガイドやポーターとともにいざ出発
リュックなど荷物が重いときはポーターに運んでもらえます(有料)。
このポーター、荷物を運ぶ本来の役割のほかに結構きつい道では上から引っ張ったり、後ろから押してくれたりととても親切です。
ガイド、ポーター、そして6人にていざ出発!ゴリラのグループによっては車に乗って途中まで移動することも。
ゴリラの糞 途中ゴリラの糞や足跡などの形跡を探しながら・・・
しばらくは村も通り抜け、畑の道を登っていくことが多いです。しばらくすると畑もなくなり、森の中へ。
ゴリラに出会うまでは、ゴリラの糞や足跡、そして彼らのベッドを探すのも楽しみのひとつ。
虫がたかっているまだ温かそうな糞、そこだけぽっかり穴があいたように大きな昨晩のベッドの後などだんだんゴリラに近づいている予感がしてきます。
ブウィンディ ブウィンディに棲む動物たち
もちろんブウィンディで一番大きな哺乳類はゴリラ(南部を除く)ですが、この多様な環境をもつ森には、120種の哺乳類が生息しています。
そのうちゴリラを含む霊長類は10種類。チンパンジーや白黒コロブス、ロエストモンキー、バブーン、レッド・テイルモンキーなど。
歩いているとき、時々上のほうで音がすることがありますからそんな時は彼らがこちらを観察しているかもしれません。美しい鳥やカラフルな蝶、カメレオンなども歩いているすぐ傍にいることもありますから、注意しながら歩きましょう。
ゴリラ ゴリラ発見@
突然、ガイドがしーっ!の合図。
え、どこどこーと目線を先の方へずらすと実は2〜3メートル先にたたずんでいたりすることも。そう、ゴリラは突然現れるのです(本当は私たちが突然現れてる)。
急なことだからと言って大きな声を出したり、ガサガサ音を立てないように。ゴリラは逃げずにそっと私たちのそばにしゃがみこみ、大好きな野生セロリやイラクサを食べていることが多いですから。
ゴリラ ゴリラ発見A
ゴリラに出会ってからはきっかり1時間。その間、ゴリラの動きに合わせて私たちも移動。時には赤ちゃんゴリラが好奇心たっぷりで私たちに触ってくる事もあります。そんな時は抱きしめたい衝動をこらえながら静かに後ろに下がって下さい。またシルバーバック(成長したオス)が突然胸を鳴らすことも。
でも慌ててはいけません。ゴリラはとても穏やかな生き物です。人間達が近づきすぎたときにはこんなことをして警戒してくれるのです。
ゴリラ グッバイ・ゴリラ
あっという間の1時間。相変わらず、のーんびりと食事をしているゴリラたちを背に下山します。
たいていは行きと同じ道ですが、お昼の時間になっていれば皆で途中のランチタイム。
ゴリラを見た感想を話したり、またガイドにゴリラのことを質問したり・・・リラックスのひと時となります。
引き続き、朝のミーティングをした公園入り口まで帰ってきたら解散となります。
その後は時間があれば、さらに周辺の散策や、このあたりに住むバトワの人たちの村訪問も可能です。
クィーン・エリザベス国立公園 番外編@クイーン・エリザベス国立公園
ちょっとハードなゴリラ・トレッキングのあとリラックスするのにぴったりなのがクイーン・エリザベス国立公園。
2つの湖を結ぶカスィンガ海峡のボート・サファリや、ウォーキング・サファリ、もちろん車でのサファリなどバラエティに富んだサファリがお楽しみいただけます。エドワード湖とカスィンガ海峡を見下ろすように立つムウェヤ・サファリ・ロッジからは、お天気がいい日は月の山とも呼ばれるルウェンゾリ山が美しく望めます。
キバレ森林 番外編Aキバレ森林
ゴリラと並んでウガンダの人気者はチンパンジー。いくつか気軽にチンパンジーに出会える森はありますが、一番チャンスの高いのはキバレ森林。
ゴリラ・トレッキングと違って、ほぼ平らな森を歩くので体力に自身のない方でも大丈夫です。マウンテン・ゴリラとチンパンジーに気軽に会える国は、広いアフリカでもウガンダくらいですから時間があればぜひどうぞ。
ヴィクトリア湖に浮かぶ島が丸ごとチンパンジーの保護施設となっている、ンガンバ島もおすすめ。