十分な睡眠をとって疲れもない私は、元気に二日目を迎えました。
この日はまずHIV/エイズの治療環境改善を政府に訴えている団体TAC(Treatment
Action Campaign)事務所を訪問し、HIV/エイズや子供の権利に関する多くの資料をいただきました。この団体は政府提言を行うばかりではなく、国民にHIV/エイズに関する情報を周知させていく活動等も活発に行っており、事務所内に貼られた数々のポスターはコミカル且つメッセージ性の高いものばかりで、興味深かったです。
日本人でもこの団体の姿勢に賛同して会員になっている方もいらっしゃるそうで、知らないところで頑張っている日本人も多いなと改めて感心したりしました。
ところでこの事務所に入る際、入り口に鉄格子があり、昼間でも鍵がかかっていました。身分証明できる人間でないと中に入れないようになっており、これは後ほど訪れた多くの場所でも同じようになっていました。
会社や事務所等はもちろん、レストランなどの公共機関も鍵付き格子付きのところがありました。ヨハネスブルクの治安を考えると当然のことなのかもしれませんが、やはりそれでも威圧感を感じずにはいれませんでした。
また、この事務所は道路沿いのビルに入っていたため、車は近くの路上に駐車したのですが、駐在員さんが路上に立っている人にいきなりお金を渡されていたので疑問に思ったところ、その人は路上駐車場に停められた車を運転手が帰ってくるまで見張る仕事をしているそうです。
車上あらし対策ということなのでしょう。車上あらしの頻発する他の大都市でも見たことのない光景に、私は驚きを隠せませんでした。ただ、中にはお金をもらってもそのまま逃げる人もいるようで、現地の事情がわからずに旅行するのは危険だなとつくづく感じました。
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