アフリカ旅行の道祖神

チャドの旅行情報

チャド概要
風と水と砂が作り上げた驚異の景観の数々
アフリカ北部、サハラ砂漠の南側に位置し、面積は日本の3.4倍、隣国のニジェールとほぼ同じ広さで、同様に海を持たない国の一つです。国土の大半を占めるのは、かつてチャド湖の水が満たされていたチャド湖盆と呼ばれる低地。北側は砂漠地帯、南端はサヘルに属しているこの低地を底とし、北部、東部、南部の山や台地へと徐々に高くります。
リビア国境に繋がる北部にはティベスティ山地があり、休火山のエミ・クシは、標高3,415mで同国最高峰。スーダンに延びる東部には、エネディ山地やワダイ高原が広がり、1,350m~1,450mの標高を持つ場所もあります。
南部に行くにしたがい、緑が濃くなり、樹木も深くなり、細い川筋が多くなり中央アフリカへと続いていきます。国土の北半分は、サハラ砂漠に含まれる。カメルーン国境を流れるシャリ河と上流のロゴネ川は、常に水を湛えている河川で北のチャド湖に注いでいますが、雨季と乾季では水量が大幅に変わり、それに伴って雨期のチャド湖の大きさは乾期の2倍にも膨れ上がります。チャド湖は、淡水湖として大湖の趣がありましたが、全般に水深も浅く、乾燥化で湖面の水位が低下し、沿岸部が後退してしまい、近い将来は殆ど湿地帯化し葦原になるのではと危惧されています。
●チャド湖のボート遊覧
時間の無い人には、何といっても、チャド湖のボート遊覧がお勧めですが、沿岸部が後退し、本湖に到達するまで時間がかかるようになってしまいました。 特に乾季には水位が低下し、水面に葦原が繁茂する状態の時は、ボートの航行にも苦労します。 通常は、ドゥギアを足場に、更に北部まで車で走り、湖岸に一番近い村からボートを出し、シャリ河を下ります。ジャメナ近郊では、ガウイ村にある博物館の見学が面白いです。 村内で発掘されたかつてのサオ時代のものと思われる文明の遺物が展示されており、他では見られない独特のフォルムの土器や生活用具、ユーモラスなタッチの絵画など巨人文化の一端を垣間見る事が出来ます。
チャドの国情報
正式名称 チャド共和国 / Republic of Chad
元首 イドリス・デビー・イトゥノ大統領 / Idriss Deby
人口 約1,548万人(2018年)
首都 ンジャメナ / N'Djamena
民族グループ サラ、チャド・アラブ、マヨ・ケビ、カネム・ボルヌ、その他
言語 フランス語、アラビア語(共に公用語)、部族語130以上
宗教 イスラム教(52%)、キリスト教(44%)他
面積 1,284,000㎢ (日本378,000㎢の約3.4倍)
ビザ ビザ(査証)について』のページをご覧ください。
電気・電圧 220V-50Hz:C/D/E/F
通貨 チャド・セイファーフラン(XAF)
1XAF = 0.18円 ※2020年3月現在
国旗
チャドの国旗
旧宗主国のフランス国旗のデザインの影響を受けている。 黄色は太陽、青は空と希望、赤は国民の一体感を表している。
気候 中央部から北部は、暑く大半の地域は乾燥している。 北部地域では、雨は殆ど降らない。 中央部では季節が3つに分かれており、3月~7月が最も暑く、7月~10月は雨季、11月~2月は涼しくなる。 中央部の年間降水量は、250~750mm。 南部も似たような気候区分を持つが、雨季の雨量は更に多くなる。 旅行のベスト・シーズンは、10月~2月になる。ンジャメナ近郊なら、通年可能だが、暑さには、ご用心。
交通事情 国内線は、幾つか空港のある都市もありますが、現在、定期の国内線はありません。 従って、陸上の交通機関を利用するしかありませんが、定期の長距離バスの運行もまだありません。 長距離や近郊都市間の乗り合いバスやトラックを、利用して旅することになるでしょう。 旅行者は、ジャメナ市内や近郊では、タクシーの利用が無難です。
電話のかけ方
日本からかける場合
国際電話認識番号+235+市外局番(0を取る)+電話番号
日本にかける場合
国際電話認識番号+81+市外局番(0を取る)+電話番号
チャドへの行き方
空路の玄関口はンジャメナ
1. アフリカルート
  • エチオピア航空 アディスアベバ経由が週4便運航。
2. アジアルート
  • エチオピア航空 バンコク・アディスアベバ経由が毎日運航。
3. ヨーロッパルート
  • エールフランス パリ経由が週3便運航。
4. その他
  • 近隣アフリカ諸国(カメルーン・ドゥアラ、エジプト・カイロ)からフライトがあります。
2018.4月現在

チャドの見どころ

チャド湖
ニジェール、チャド、ナイジェリア、カメルーン4カ国にわたり、かつてはアフリカ最大の広さを誇ったチャド湖も年々推量が減少し、1/3ほどの広さに縮小。 流入する主要河川はシャリ川だが、カメルーンが上流に人造堰を作ったことも多少原因しているかもしれない。 湖面が後退したため、シャリ川のボート乗り場からチャド湖本湖に到着するまで時間がかかるようになってしまった。 時には、湖面の水位が低下し、ボートが出せない場合や、水草が繁茂し河口を妨げられる事もある。 国境地帯にあたるため、航行には軍や警察の許可が必要になる。

アルシェイ・ゲルタ
アルシェイ・ゲルタは東部のエネディ山地にあり、チャドの必訪の地の筆頭です。サハラ砂漠の最深部、サハラに降雨があった時代に侵食され、作られた岩壁に囲まれた谷間にある泉がアルシェイ・ゲルタで、泉にはサハラが緑豊かだった先史時代からここに取り残された、魚類やサハラワニの最後の生き残りが今もなお棲み続けています。まさにサハラの神秘を実感する場所。周辺には巨大な岩のオブジェ群が連なり点在し、砂丘とのコンビネーションは、チャド観光のハイライト。ここへは、ファヤから足を延ばし、砂丘の壁に囲まれたエメラルド色の湖ウニアンカ・ケビール経由で行くのがお勧めです。現実とは思えない、絵のような風景を目の当りにできます。ンジャメナからは、四輪駆動車を使い、ぐるっと廻って最低2週間のキャラバンになりますが、終えたあとの旅の充実感はまた格別でしょう。

ウニアンカの湖沼群
ウニアンガ湖群は、チャド北東部のティベスティ山地西部からエネディ地方東部にかけての砂漠地帯に位置する、大きさ、深さ、成分、色彩などが異なる18の湖の総称で、2012年に登録されたチャド唯一の世界遺産です。湖群は最大のヨア湖に代表されるウニアンガ・ケビール(大ウニアンガ)と、テリ湖に代表されるウニアンガ・セリール(小ウニアンガ)に大きく分けられます。蒸発が激しく、塩分濃度が濃くなりがちな気候帯に位置していますが、主に「緑のサハラ」の時代から蓄えられてきた地下水の湧出によって淡水性を保っており、砂と岩からなる褐色の景観が広がる中、奇跡の景観を形作っています。

エネディ山地
チャド北東部のエネディ山地は、かつての降雨や砂の浸食により、独特のワディ(峡谷)やゲルタ(窪地の水溜り)が形成された砂岩の山地です。動植物や人々のシェルター的な役割もなしてきた山地には、岩壁のあちこちに古代の人々が描いた美しい岩画が残されており、「石の人」を意味するトゥブと呼ばれるサハラの先住民である人々が暮らしています。またゲルタには、1万年ほど前に始まった砂漠化によって徐々に姿を消した、サハラ地域に生息するナイル・ワニの生き残りである“デザート・クロコダイル” が生息しています。風と雨により浸食された奇岩群も多く、アーチや尖塔状の奇岩が林立する独特の景観が広がっています。

ティベスティ山地
ティベスティ山地はチャド北部にある休火山群の巨大な山塊です。チャドの最高峰エミ・クシ(3,415m)、リビアの最高峰ビクー・ビティ(2,267m)もティベスティ山地にあります。内戦と悪化する治安により長らく訪問することができませんでしたが、2011年に訪問許可が出されるようになりました。一帯は、遊牧民であるトゥブの人々が暮らし、火口原や見事な山岳景観、広がる奇岩群、点在する先史時代の岩画で知られるティベスティ山地は、チャドの中でも必訪の地に挙げられます。

食べ物・お土産
大別すると中央部から北部の砂漠の民と、南部の農耕を中心の民とは、食生活はかなり異なります。(同じようなイスラム圏ではありますが) 北部・砂漠民の食事は、シンプルで味付けも薄い。 肉(主として羊やラクダ)はよく食べ、主食は、手作りのパンかマカロニが多い。トマト・ペーストを使った味付けが多いのも特徴。 南部では、主食にトウモロコシや雑穀、キャッサバ類の粉を練ったモノに、肉や魚を入れたシチュー状の具につけて食べるアフリカ内では、ごく一般的なもの。やはり乾燥オクラや魚類の燻製を出汁によく使う。 都市部では、フランスの影響でパンやサラダは、美味しい。食べ物ではないが、この国のビールが特筆もの。 地場のモノとして1種類しかないが、どっしりとした独特の味で、この国の暑さにはよく似合う。是非、お試しを。
チャドを訪問するツアー
現在、チャドを訪問するツアーは掲載していません。
オーダーメイド(手配旅行)でチャドへのご旅行をお考えの方は、アフリカ オーダーメイドの旅をご覧ください。
株式会社 道祖神
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