今でこそアフリカ大陸のほとんどの国々が後進国・世界最貧国とネガティブなイメージで語られる場面が多いですが、かつては人類の文明の中で最も古いものの一つ、偉大な古代エジプト文明を生み、そのエジプト文明も後背地であるヌビア(現スーダン)の物資に支えられ空前の繁栄を誇ったのはあまりにも有名な話です。その半面、一時的ではありましたがヌビアが上流からエジプトを支配し、『黒いファラオ』を輩出していたことはあまり知られていません。
また、アルメニアと並び世界で最も古くキリスト教を国教化したエチオピアも、アクスム帝国からの3000年の歴史を誇り、アフリカで数少ない独自の文字を持っていることで知られています。
この3つの地域に共通するものは、もちろん“母なるナイル”。ナイル川にはウガンダを発する「白ナイル」と、エチオピア高地に発する「青ナイル」の2つの源流があります。エジプトの穀倉地帯に肥沃な土壌をもたらしていたナイル川の氾濫の元は、エチオピア高地の激しい雨季であり、ナイル川全体の水量のうち8割は青ナイルによってもたらされていました。黄金と奴隷、象牙などを供給していたヌビアと、雨によって削られていく国土の肥沃な土壌を供給していたエチオピアは、ともに偉大な古代エジプト文明を支えていた後背地、この地域なくしてエジプトの繁栄はなかったと言える偉大なる後背地だったと言えます。
このナイルのほとりに生きる様々な文化を持った人々の暮らしと、高原から砂漠、海へと変化していく景観をダイレクトにご覧いただくため、陸路にこだわったツアーを企画しました。約2000km、30日間の長丁場のオーバーランド・ツアーです。




