道祖神トップ > 特集 > 2010年 新ツアーのご紹介

特集

2010年 新ツアーのご紹介

ナイル・オーバーランド 30日間 ~アフリカ古代文明紀行~

今でこそアフリカ大陸のほとんどの国々が後進国・世界最貧国とネガティブなイメージで語られる場面が多いですが、かつては人類の文明の中で最も古いものの一つ、偉大な古代エジプト文明を生み、そのエジプト文明も後背地であるヌビア(現スーダン)の物資に支えられ空前の繁栄を誇ったのはあまりにも有名な話です。その半面、一時的ではありましたがヌビアが上流からエジプトを支配し、『黒いファラオ』を輩出していたことはあまり知られていません。

また、アルメニアと並び世界で最も古くキリスト教を国教化したエチオピアも、アクスム帝国からの3000年の歴史を誇り、アフリカで数少ない独自の文字を持っていることで知られています。

この3つの地域に共通するものは、もちろん“母なるナイル”。ナイル川にはウガンダを発する「白ナイル」と、エチオピア高地に発する「青ナイル」の2つの源流があります。エジプトの穀倉地帯に肥沃な土壌をもたらしていたナイル川の氾濫の元は、エチオピア高地の激しい雨季であり、ナイル川全体の水量のうち8割は青ナイルによってもたらされていました。黄金と奴隷、象牙などを供給していたヌビアと、雨によって削られていく国土の肥沃な土壌を供給していたエチオピアは、ともに偉大な古代エジプト文明を支えていた後背地、この地域なくしてエジプトの繁栄はなかったと言える偉大なる後背地だったと言えます。

このナイルのほとりに生きる様々な文化を持った人々の暮らしと、高原から砂漠、海へと変化していく景観をダイレクトにご覧いただくため、陸路にこだわったツアーを企画しました。約2000km、30日間の長丁場のオーバーランド・ツアーです。

エチオピア

国王、もしくはそれに近い存在をいただく中央集権的な国があった地域としては、エジプト、ヌビア、エチオピアの3つの地域の中で最も歴史の浅い(それでも約3000年!)地域ですが、様々な人々が覇権を争い、多くの国が入れ替わり立ち替わり君臨した地域でもあり、それぞれの時代の遺産が各地に残されています。

このツアーでは12~13世紀ザグウェ朝の都ラリベラに建造された岩窟教会群、17~18世紀ゴンダール朝の都ゴンダールに残る城や宮殿、そしてエチオピアに興った最古の国、アクスム王国の都アクスムに残されたオベリスクなどをはじめとする遺跡群を見学するとともに、高地で暮らすエチオピアの人々の生活と信仰、高地の風景をご覧いただきます。この部分のみ、各都市を飛行機で結び、西部のゴンダールから陸路の旅がスタートします。

スーダン(東部&北部ヌビア地方)

高地にあるエチオピアのゴンダールから下り、国境を超えスーダンに入ると雰囲気はがらりと変わり、乾いた砂漠に近い風景となります。

スーダン東部はかつてエチオピアのキリスト教徒と激しく戦ったムハンマド・アフマド(マフディー)の軍隊の主力をなした遊牧民が昔ながらの生活で暮らしている地域でもあります。東部の主要な町カッサラでは非常に特異な形の岩山(カッサラ・マウンテン)や田舎の人々の暮らしをみることができます。エチオピアからスーダンへ、キリスト教からイスラム教へ、褐色で彫りの深い顔立ちの人々からより黒く扁平な顔立ちの人々へと変わっていきます。

そして、首都ハルツームから北は、ナイルに寄り添って走り、エジプトと同じくらい古い歴史をもつ国ナパタ(クシュ)やエジプト新王国時代の遺跡、新王国第25王朝の黒いファラオ達が造営した神殿やピラミッド、遷都後に独自化していったメロウェの遺跡群などをご覧いただきます。

もちろん、「アフリカ一のホスピタリティー」と評判のヌビアの人々との交流や、雄大なナイルの流れも楽しみの一つです。最北端の町、ワディ・ハルファからは定期船フェリーに乗り換え、アスワン・ハイダムによってできたナセル湖をエジプトのアスワンに向かいます。この船旅もハイライトの一つです。

エジプト ナイル川沿岸

ワディ・ハルファからのフェリーはエジプトへ物資を運ぶ商人や、スーダンの親戚を訪ねた後エジプトへ帰るヌビア人たちが多く乗り込んでいます。午後の出港後は夜を徹して航行し、スケジュール通りであれば18時間をかけてアスワンに到着します。様々な人々が乗り込むこのナセル湖の船旅も、間違いなくこのツアーのハイライトの一つとなるでしょう。到着後はアスワンの遺跡群を見学、再び陸路の旅を再開します。

治安の問題で難しかったナイル中流域の移動も、近年陸路での移動が可能となりました。通常のエジプトツアーで訪れるルクソール等あまりにも有名なスポット以外にも、訪れることの少ないコム・オンボ、エスナ、エドフ、アビドス、デンデラなどの遺跡を見学し、カイロへ。

アフリカ最大の都市カイロを観光後は、ナイルの流れとともにプトレマイオス朝エジプト最後の都アレキサンドリアで地中海に出逢い、ゴールとなります。

宿泊・食事・移動手段

エチオピア、エジプトではホテルに宿泊、それらの設備の整っていないスーダンの都市部以外ではキャンプ泊となります。キャンプの際(スーダン)にはコックが同行しますが、それ以外ではなるべく地元の食も味わいながら旅をします。使用する車輛も、道路状況に応じて4輪駆動車(スーダン)、ミニバス(エチオピア&エジプト)となります。

ツアー詳細はこちら

▲ ページ上部へ